低用量ピルの種類を比較している女性

低用量ピルは病院で処方してもらえます。しかし保険が適用されないので、病院によって値段は様々。さらに処方される低用量ピルの種類も様々となると、なんだか不安になりますね。ここではあなたの不安を少しでも解消出来る様、情報記事を更新していきます。

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低用量ピルの歴史、1900年ごろはブタから抽出?

経口避妊薬(OC)として、子宮内膜症や生理不順、月経前緊張症(PMS)などの治療にも使用されている低用量ピルの歴史は、とても古いです。

1900年ごろから、ピルを製造開発する実験が繰り返されていました。
その頃はブタの卵巣から抽出されるホルモンでした。しかし豚1000頭でやっと1mgの黄体ホルモンしか採取できず、実用化レベルではありませんでした。

その後1940年ごろ、ヤマイモの塊根から合成できるようになりましたが、経口ではなくまだ注射薬でした。

研究と開発を試行錯誤し、その後注射薬ではなく経口のピルができ、1960年代にアメリカ食品医薬品局(FDA)がピルを経口避妊薬として承認しました。

しかし当時は、エストロゲンの濃度が非常に高かったため、性器出血や血栓などの副作用も多く見られました。
また、子宮頸がんや喫煙者の虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)のリスクが上がることも判明しました。

日本では、アメリカから40年ほど遅れた1999年にようやく承認されました。

現在はエストロゲンの含有量も低用量となり、副作用も激減しています。

避妊効果を保ちながら副作用を最小限にするため、エストロゲン含有量が50μg未満となり、数年前から25μgという商品も出ています。

現在、血栓の発症率は0.003%にまで激減しています。

成人の静脈血栓症の発生リスクは0.001~0.002%ですので、1万人あたり1人増える所まで副作用を抑えることができたことになります。

血栓症が起きるのは、使用開始から4か月以内が大半です。ふくらはぎに異変を感じたら、婦人科主治医に連絡してください。

2015年に発表された低用量ピルのガイドラインでは、血栓症のリスクを考えて、40歳代は慎重投与、50歳代は使わないほうがいい、となっています。

低用量ピルは医師の監督の元、用法用量を守って使いましょう。

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